⑦相続税の申告に必要な資料は?
天神橋税理士法人では、スムーズな手続きのためのチェックリストをご用意しております。
相続税の申告をスムーズに進めるには、必要な資料を早めに準備しておくことが大切です。
「どんな書類を揃えればいいの?」と悩む方も多いかもしれませんが、今回は相続税申告に必要な主な資料をわかりやすくご紹介します。
事前準備をしっかりしておくことで、申告の手間を大幅に減らせます。
または司法書士さんに依頼することで早く確実に取り寄せることも可能です。
相続税申告に必要な資料一覧
相続税の申告に必要な資料は、大きく分けて次の4つのカテゴリーに分類されます:
1.被相続人(亡くなった方)に関する資料
2.相続人に関する資料
3.財産に関する資料
4.負債や葬儀費用に関する資料
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 被相続人に関する資料
被相続人に関する情報を証明するための資料です。
•被相続人の戸籍謄本(出生から死亡まで)
被相続人が生まれてから亡くなるまでの家族構成を確認するために必要です。
•除籍謄本
戸籍から籍から除かれたことを証明する書類です。
•住民票の除票
被相続人の住所を確認するために必要です。
2. 相続人に関する資料
相続人が誰であるかを証明するための資料です。
•相続人全員の戸籍謄本
相続人が法定相続人であることを確認します。
•相続人全員の住民票
現在の住所を証明します。
•遺言書(ある場合)
公正証書遺言や自筆証書遺言がある場合は、その内容を基に手続きを進めます。
•遺産分割協議書(遺言書がない場合)
相続人全員で財産の分け方を話し合った結果をまとめた書類です。
3. 財産に関する資料
相続税の計算に必要な財産の内容を証明する書類です。
預貯金や金融資産
•通帳の写しや残高証明書(死亡時の残高が分かる資料)
•株式や投資信託の評価明細
•保険契約の明細書(または保険金の支払通知書)
不動産
•登記事項証明書(登記簿謄本)
土地や建物の内容、面積、所有状況を確認します。
•固定資産税評価証明書(または固定資産税納税通知書)
不動産の評価額を算出するために必要です。
•土地の測量図や公図(土地の形、奥行き、間口、道路との接地状況など)
4. 負債や葬儀費用に関する資料
相続税は、財産から負債を差し引いて計算します。そのため負債や費用の証明資料も重要です。
•ローンや借入金の契約書
住宅ローンや事業借入金がある場合に必要です。
•未払いの税金や医療費の明細書
被相続人が亡くなるまでに発生した未払い金を証明します。
•葬儀費用の領収書
通夜や葬儀の費用、お布施、交通費などが対象になります。
相続税の生前対策としては、「早めに、計画的に、長期的に」実行すれば間違いなく軽減できます。
どうぞお気軽にご相談ください。
備えあれば憂いと相続税なし
2024-12-25 Tenjin3